お客様より依頼があり当初は手むき等検討していましたが、アストラの皮むき機を見させていただき導入を考えてました。
パイナップルの外皮には一般生菌、大腸菌群、黄色ブドウ球菌などの菌が多数付着しています。それを作業従事者が触ることにより交差汚染の可能性が起きるため、直接触らない方がよいと判断しています。
KA-851を導入したことにより、果実に非接触で皮むきを行えるため、カットフルーツの厳しい衛生基準もクリアできます。
① 洗浄殺菌 殺菌剤をシンク内に満たし、そこにパイナップルを投入し殺菌します
② 下準備 葉のついている部分(トップとボトム)をカットします
③ 皮むき 皮むき機にパイナップルをセットし、皮むき機のスタート
④ 抜き取り 皮むき後のパイナップルを機械から抜き取ります
⑤ トリミング アイレットと呼ばれる部分を手作業でトリミングします
⑥ 梱包 トリミングが完了した果実を梱包して製品化します
工程①~③までは外皮に接触するセクション、工程④~⑥は果実に接触するセクションとして、厳格な衛生管理を実現できています。
当初は手むきで、作業者により個人差があるため50%以下の歩留まりを想定していました。
KA-851の導入により、作業者の熟練度にかかわらず誰が作業しても一定以上の歩留まりを実現できるようになりました。
月2万5000玉ほど皮むきし製品を出荷していますが、機械導入前と比べ、1日の作業が平均で1〜1時間半ほど時間短縮を実現しました。